予防歯科

お口の中にはたくさんの細菌が生息しており、プラークと呼ばれる塊を作って歯や歯茎、そして顎の骨にダメージを与えていきます。歯磨きをしっかりと続けていくことはもちろん大事ですが、プラークや歯石、着色汚れなどは歯科医院で専用の道具を使わないときれいに落としきれません。大切な自分の歯を守るために、まだ悪くなっていないうちに、あるいは治療後の良い状態が保たれているうちに、予防歯科を始めるようにしましょう。

当院では歯周病と予防の専門家である歯科衛生士と歯科医師が連携しあって治療を進めていきます。

当院の予防歯科の主な診療について

歯周ポケット計測

専用器具を用い、歯周ポケット(歯と歯茎の境目になる溝)の深さの度合いを計ります。ポケットが深くなると、歯を支える骨が溶け始めている兆候なので、治療が必要になります。
歯周病になると、少しの接触で出血がみられるようになるため、あわせて出血もチェックします。

歯科医院で行う歯のクリーニングのことをPMTC(Professional Mechanical Tooth Cleaning)と言います。どれくらい汚れがつきやすいかによって実施する頻度は変わりますが、おおよそ1ヶ月間から半年に一度は。必ずPMTCを受けていただくことを推奨しています。また、その際に歯磨き指導も行いますので、ご自宅でのケアも改めて見直すようにしましょう。歯が悪くなってから治療するよりも予防を続けていく方がずっと簡単で負担も少ないため、まだ予防の取り組みを始めていない方は、ぜひ当院へお気軽にご相談ください。

口臭チェック

口臭は本人はなかなか気づきませんが、周りの人を不快にさせていることは多々あります。当院には口臭測定器があり、わずか30秒で口臭を調べることができますので、ぜひお気軽にお越しください。また、その際、PMTCでお口の中をきれいにされることをお勧めいたします。

歯の揺れを検査

揺れの度合いや方向を検査します。

超音波スケーラー

超音波の振動と水流で歯石を除去する機器です。

SRP

歯科衛生士が手用器具を使って、超音波スケーラーで取り除ききれなかった歯肉縁下の深い部分の歯石を除去していきます。症状に応じて麻酔が必要になる場合があります。

歯ブラシと補助具選び

歯ブラシは、ヘッドの大きさ、毛先の加工、柔らかさなど様々な種類があります。一人ひとりのお口の状態に合った歯ブラシを選ばせていただきます。
歯ブラシだけでは口腔内の汚れは50~60%しか落とせていないと言われております。歯間ブラシやデンタルフロスの併用ではじめて90%以上の成果を出すことができます。あわせて使用方法をご説明しております。

ブラッシング

まずは何よりも歯磨きの改善が重要です。正しい歯磨きができるようになれば、それだけでもかなり歯周病は改善しますし、将来の口腔内環境に大きく差がでます。

PMTC

歯の表面や歯肉の境目の汚れを機械や器具で取り除く治療です。専用のゴムチップや柔らかいブラシを使用し、患者様のお口の状態に合うペーストでお掃除させていただきます。爽快感を伴う、痛みのない治療です。歯の表面が滑らかになるので、汚れが付着しにくくなる利点もあります。虫歯や歯周病になっていなくても、今のお口の状態をキープしたい方におすすめです。

定期健診

定期健診ではまずお口全体の状態を確認させていただきます。
そして虫歯、歯周病の発見と共に汚れの除去を行ないます。きちんと清掃できなかった汚れは、約24時間で歯垢(プラーク)となります。そして約48時間で歯石に変化してしまいます。定期健診の際にチェックするスタイルを身につけてしまえば、生涯を通して身体的リスク、金銭的リスク、精神的リスクをぐっと減らすことができます。

健診のながれ

  • 口腔内チェック
  • 虫歯や歯肉の状態を確認
  • 虫歯治療
  • 歯石除去
  • PMTC

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